選ぶべきワイングラス

7月 27, 2020

ワインを美味しく飲むために必要不可欠な物。

グラスです。

どんなグラスで飲むかによってワインの味わい、香りが歴然と変わります。

同じワインをグラスの種類を変えてみるとはっきりとその違いが分かるでしょう。

グラスを判定する基準は、

口を付けた時の口当たり

 =グラスのふちの部分(リム)の薄さ

 これ大事です。薄いグラスだと飲みものがより豊かに繊細に感じます。

香りの爆発さ加減

 =香りを豊かにさせるのはワイングラスのボウル部分の大きさです。

味わいの豊かさ

 =これもボウル部分にあたりますが、ボウル部分の大きさに加え傾斜、形状などが関わってきます。

      

以上を踏まえて、今回はおすすめのグラスを作っているメーカーのご紹介したいと思います。

    

   

Zalto (ザルト)

えっ? ワイングラスって言ったらリーデルでしょ?

そう思いましたよね。もちろん、リーデルは長く深い歴史を持つ偉大な会社です。

ただ声を大にして言います。

Zaltoのグラスはマジですごい。

ワインの香りの立ち方や味わいがどのメーカーのグラスとも比べ物にならないのです。

うまく言えないのですが、香りや味わいがものすごく鮮明になるのです。

そしてグラスが薄く、べらぼうに軽いのです。

脚(ステム)はどのグラスよりも一番細いのではないでしょうか。

このブランドが初めて世界に名を轟かせたのは2009年の事。

ワイン関係者・専門家による最高のグラスを決めるコンテストで、圧倒的1位を獲得したのだそうです。

審査員はグラスを特定できないように目隠し、触って分からないよう手袋をはめ、それぞれ同じワインをテイスティングして、優秀だと思うものに投票したのだそうです。

そしてこれが公正であるという決定打が、この審査員としてグラス業界のドンであるリーデル、ロブマイヤーのトップも参加、自ら投票も行い、結果Zaltoの圧勝だったそうです。

メイドインオーストリアでございます。

このグラスのボウル部分の傾斜には地球の自転角度、24° 48° 72°が採用されています。

これが他のグラスにはないZaltoの際立った個性、他のメーカーとは一線を画す香りや味わいを楽しめる理由だとのことです。

なんのこっちゃよくわかりませんが、卓越した絵画や電化製品などに黄金比が使用されているのと同じ原理でしょうか。

実際2009年を機に、ヨーロッパのレストランではリーデルの使用率よりもZaltoの使用率の方が高いのだそうです。

そしてロバート・パーカーなどの大御所評論家がこぞって大絶賛しています。

勿論お値段は高いです。公式サイトでの価格はブルゴーニュグラスで1客8200円。

ただリーデルのハンドメイドの同じクラスのものになるとまだ高いです。

同じブルゴーニュグラスでは、リーデルは2万円近いお値段です。

それに比べれば半額以下なので、ヨーロッパのレストランで使用率が高いのも価格の問題が一つ上げられるでしょう。

グラスは消耗品ですからね、割れるんですよ。しかも結構な頻度で。

ソムリエやってた時はそんな高額なグラスをガンガン割ってました。めちゃ薄いですから。

ソムリエがいるワインバーなどでは、このグラスを扱っている所も多いかと思います。

高額ワインを飲まれる場合は、是非このグラスで飲まれることをおすすめいたします。  

    

   

RIEDEL (リーデル)

やっぱり大御所リーデルも扱わない訳にはいかないと思い、取り上げることにします。

こちらも本社はオーストリアです。

リーデルの良さは何と言っても多様なレンジとマニアックさ。

気取らない価格帯のものからハイエンドまでホントにたくさんあります。

そしてブドウ品種ごとにワイングラスを作り、しかも北半球のワインなのか南半球のワインなのか、そんなマニアックな分類でグラスを作ってたりしています。

日本酒を飲む用のグラスまでありますw

ただ、そこまでマニアックにしなくてもいいのでは…、というのが正直な感想です。

そんなリーデルでも私がいいな!と思うのがこちらのシリーズ。

オー・シリーズ

はい、脚(ステム)がありません。

家飲み、ホームパーティなんかにこれがちょうどいいんじゃないかと思います。

圧倒的に洗いやすいし、グラスを拭いてる時によく折るのがこの脚(ステム)なんですよ。

それがないだけで、どれだけ洗うのが楽か…。

ホームパーティして普通にステムのあるグラス使って、その後の片付けマジ地獄ですよ?

手伝いを申し出てくれても、そもそも割れやすいからケガさせられないし、割った時に気を使わせても申し訳ないし、だから結果的に自分で洗うしかないワケです。

このグラスが発売された時に、これから人呼ぶときはこのグラスにしようって、真っ先に思いました。

脚がないからそもそも倒しにくいので、少々酔っぱらっても大丈夫です。

他のリーデルのグラスに比べれば比較的安いので、普段使いにはピッタリだと思います。

そうは言ってもグラスはやはり薄いので、洗ったり拭いたりするときは十分お気を付けください。

 

        

シャンパングラスはどれがいいの?

マリーアントワネットが使っていたクープ型のグラス。

マリーアントワネットのおっぱいの形からこのグラスが作られたとか、ゲップ対策のためにこのクープ型だと泡が抜けやすいだとか諸説あります。

一昔前の結婚式での乾杯はこのクープ型のグラスでしたね。

今でもシャンパンタワーなんかにはこのグラスが使われています。

このクープ型だとシャンパンの豊かな香りが半減するというデメリットがあります。

レストランに行ったら、大抵縦長のグラスでシャンパンは提供されるよ?

そうですね。今主流なのは縦長のグラス、フルート型でしょうね。

このフルート型の良さは、泡の立ち昇ってゆく様が見れるのでオシャレだということ。

そして、しっかり発泡性を楽しみたい方はこのフルートグラスが良いでしょう。

シャンパンの発泡性よりも香りや味わいを楽しみたい方は、是非ブルゴーニュグラスで楽しんでください。

ヴィンテージなどの高級シャンパーニュはブルゴーニュグラスで飲まれるのをおすすめします。

そしてすべてのグラスで言えることですが、高級ワインを飲むときは大振りのグラスでお楽しみください。香りがより豊かになりますので。

そして注ぐのはグラスの1/3もしくは、1/4程度が望ましいです。

これ以上になると、グラスを倒しやすくなるというのが一つ。

あまりたくさん注ぐと、空いた空間部分の容積が少なくなるため、香りを十分に楽しめないから。

大振りのグラスで飲むののはこういった理由です。

    

  

ドイツの職人技:ZWIESEL (ツヴィーゼル)

個人的に好きなのがこのツヴィーゼルです。

ハンドメイドのエノテカシリーズは、ホントにハンドメイドなんだなぁと実感できます。

というのも全く同じ種類のグラスが、それぞれ重さや唇を当てた時の薄さが違うのですww

微妙に高さとか違ったりします。

そこが面白い、素敵だと思ってしまうのです。

これ異常に軽いから恐らく熟練が作った物だろうな、これ台座がぼってりしてるな…多分新人さんが作ったんだろうなと想像できて楽しいし、なんか作った人の息遣いを感じられて、私はこういった若干の不均一性は気になりません。

そしてこのエノテカシリーズで一番おすすめなのが、シャンパーニュ用のフルートグラスです。

恐らくフルート型のシャンパーニュ用と定義されているメーカーのグラスで一番大振りでボウル部分がぼってりしています。

フルート型では、このツヴィーゼルのエノテカが一番シャンパーニュのポテンシャルを引き出しているように感じられて私はおすすめします。

    

      

おまけ:Baccarat のロマネコンティ用グラス

言わずと知れた最高級ワイン、ロマネコンティ。

ロマネコンティを飲むために作られたグラスがあります。

そう、かの有名な Baccarat(バカラ) が作ってます。

このロマネコンティグラス、子供の頭ぐらいの大きさです。業界では金魚鉢と言われています。

お値段は5万円ほど。

何度かこれを扱ったことがあるのですが、個人的にはもう2度と触りたくありません。洗うのも拭くのも超大変だから。

ですが幸運にもロマネコンティを飲まれるときは、せっかくですからこのグラスで飲まれてみてはいかがでしょうか?

王様気分にどっぷり浸れることは間違いありません。

ただ、ちょっと重いですけど…。

 

        

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は有名どころを上げましたが、1000円くらいでも十分なワイングラスもあります。

ただ、薄さや軽さ、よりおいしくワインを飲もうと思ったら、価格は上がっていくと思ってください。

個人的には、家飲みでそんな高いグラスは必要ないとは思います。

500円のワイン飲むのに、リーデルは必要ありません。家にあるコップで十分です。

実際私も安いワイン飲むときはコップで飲みます。

でも、ワイングラスに注ぐだけでちょっとぜいたくな気分になるのは紛れもない事実。

まずはお求めやすいものから取り入れてみるのが良いかと思います。

そしてグラスメーカーがオーストリアに集中していることに気が付きました。この辺り調べて、またご紹介出来たらいいなと思っています。

最後まで読んでくださって、ありがとう♡