同期とバックアップ

同期とバックアップの違いって何なのさ?
そしてよく聞く iTunesとiCloud って何なのさ?
まずiCloudとiTunesについて
たとえば iPhone のバックアップを作成する時に選択するのが、
① iCloudでバックアップを作成するのか
② iTunesでバックアップを作成するのか
何のことやらさっぱり分からない…。
大丈夫です。

iCloud は Apple社のクラウド型のサーバーです。要は、iPhone以外の場所にデータを保存できる実体のない倉庫と考えてください。
では、iTunesとは何か。

iTunes とは Apple社のソフトウエアです。
もともとは音楽を購入・再生するソフトでしたが、データを保存する機能もあります。
iTunesを利用するにはパソコンが必要です。
データはパソコンに保存されます。
iCloudとiTunesの違い
パソコンが必要か否か
ざっくりいうとこういうことです。
iPhoneを使っていて、データを保存するのに使用するのはこの2つです。
その他の方法を使ってデータを保存して失敗しデータが消えてもAppleは責任を取ってくれませんので、iCloudとiTunes以外の方法を使う時は自己責任になることを覚えておいた方がいいでしょう。
同期とは

同期とは
サーバーもしくはパソコンに保存しているデータを常に最新の状態でデバイスと共有すること。
iPhoneで撮った写真をiCloudに同期すると、サーバーに写真が保存されます。写真が増えるたびにサーバーにも増えた分の写真が自動で随時追加されます。
写真をiPhoneで削除すれば当然、サーバーからも写真は削除されます。
iPadも持っていて、iPhoneとiPadを同じ状態にしたい場合は、両方とも同一のApple IDでサインインすればiCloudに保存されているデータは共有されます。
iPadで写真を削除すると、同期しているiPhoneからも写真は消えます。
重要なのは、同期はデータの複製つまりコピーではないということ。
バックアップとは

バックアップとは
データのコピーを作成する事。
バックアップを作成した時点のものが最新のコピーになります。
iCloudでバックアップを作成する場合
・iPhoneで作成できる=PCが不要
・Wi-Fiが必要
・データの容量が多ければ、iCloudのストレージを購入する必要がある。
・iCloudサーバーが壊滅すればデータが消失する可能性がある
iTunesでバックアップを作成する場合
・PCが必要
・Wi-Fi不要
・PCのストレージが許す限りのバックアップが作成できる
・PCが壊れた場合はデータが消失する可能性がある

万が一の事を考えた場合、iCloudとiTunesの両方でバックアップを作成していると良いでしょう。
私は、例えば写真はGoogleフォトにも保存しています。これはPCも壊れた上、iCloudもイカれた場合のためです。Appleのサーバーが壊滅するなんてことはないでしょうが、この世に絶対はありません。
リスクは分散です。
まとめと補足
・同期はサーバーに保存されているデータをデバイス間で共有すること
・バックアップはデバイスのデータのコピーを作成すること
・iCloudで同期されている物はバックアップされない
・iCloudで同期されている物はiTunesで同期は出来ない
・バックアップの作成はiCloudとiTunesの双方で作成することが可能
iCloudはパソコン不要と言ったが、PCが必要になる場合がある。データ消失などの時はiCloud.comのWEBにアクセスして復元を試みるのだが、iPhoneやiPadだと利用できるアプリに制限がある。連絡先などのデータ復活には結局PCが必要になる。
・大事なデータはAppleのサービス以外の場所に自己責任でデータを保存することも考える
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