iCloudってなに?part 1

iCloudはApple社のクラウド型サーバーです。
あ、あいくらうど…?
クラウドっておいしいの?
要は、PCや携帯端末の中のデータを保存する場所です。
あらゆるApple製デバイスに組み込まれています。
Apple IDとPWを設定したら自動的にiCloudサーバーを使うことができます(=iCloudにサインインする)。
ここに iPhoneで撮った写真やらメモ、カレンダーやら、ファイルやらの、デバイス(iPhone、iPad、Macなどのこと)上のデータを保存します。
何をiCloudに保存するかは、設定>ユーザ名>iCloud
ここでiCloudに保存したい項目にチェックを入れます。
以前はハードディスクという実態のあるモノにデータを保存していたのですが、
今はモノではなく、クラウドと呼ばれるサーバーにもデータを保存できるのです。
このサーバーを提供する会社から欲しいだけのデータを保存する容量を買い、そこにデータを預けます。
倉庫を月極などでレンタルするようなものです。
そして保存したデータは好きな時にいつでもアクセスすることができます。
バックアップ
では、クラウドが必要になるっのてどんな時でしょうか?
恐らくその必要性を一番身近に感じるのは、機種変更の時です。
もしくは今使っているiPhoneやiPadなどのデバイスを下取りに出したり、人にあげたりする時です。
この時必ずお店の人に言われることが、バックアップ取ってますか?です。
この時に iPhoneなどのデバイスを工場出荷時状態つまり初期化をしないと、あなたのデータや個人情報がデバイスに残ったままになります。
初期化というのは、デバイスをあなたが初めて手に入れた時のようにまっさらな状態にすることです。
そんな訳であなたのデータを一時どこかに移動させて保存しておかなければなりません。でないと、新しい機種を使う時に今までのデータを使えなくなってしまうからです。
このデータを保存しておくところがApple製品のサーバーのiCloudです。
そして、新しいデバイスを手に入れた時にすることがデータの復元。 iCloudにバックアップ=コピーしておいたデータを新しいデバイスに戻す作業をします。
データを復元することで、あなたは以前と同じようにストレスなくデバイスを使い始めることができます。
機種変とかする予定がない時は、容量内であればもちろんデバイスにもデータを保存しておくことはできます。
ただそれでも定期的にデバイス以外の所にバックアップをしていないと後悔する事になります。
例えば。
あなたは仕事帰りにターミネーターに出くわしてしまいました。
相手は超合金だしかなり強そうです。
あなたはiPhoneを取り出し、Siriにターミネーターとの戦い方教えて!って言います。
ヤバいと思ったターミネーターは、あなたからiPhoneを奪い握りつぶしてしまいます。
この瞬間データをバックアップしていなかったあなたは、
今まで撮った彼女とのあんなこんな写真も、
明日のプレゼンのために作った資料も、
上司への罵詈雑言をしたためたブログの下書きも、

すべて永遠に失ってしまいました。
バックアップを取っていなければ、データを復元することはできません。
バックアップの重要性、分かって頂けたしょうか。
いつターミネーターやフリーザに遭遇しても大丈夫なようにバックアップは必ず取りましょう。
不安な方は自動でバックアップする機能を使うと便利。
デバイスがロックされていて、電源に接続していて、Wi-Fi に接続されている状況であれば勝手にバックアップしてくれる機能です。
自動バックアップは
iPhone、iPad の設定>ユーザ名>iCloud>iCloudバックアップをONにします。
5GBで足りるかよ!
Appleが製品を使用している方に無料で提供しているiCloudの容量は、5GBです。

っていうかね、5GBなんかの容量で足りるの?
そうですよね~。
デバイス=iPhone自体の容量は、64GBとか128GBなど様々です。数字が大きくなるほど保存できるデータの量も大きくなります。
例えば。
iPhone11に機種変更をするあなたは、バックアップを取らなければなりません。
今使っているデバイスの容量64GBギリギリのデータがあるとします。
iCloudでバックアップすれば簡単じゃんと思ったのですが、Appleが無料で提供してくれているのは5GBまで。
64GB-5GB=59GB
そう、単純に計算しても59GB容量が足りません。
iOSやほかのアプリなどの容量もあるため、実際にデータを保存するための容量はまだ少なくなります。
それでも5GBでは到底足りない方は多いでしょう。

どーすんだよ‼
【 パソコン(=PC)を持っている方 】
Appleが提供しているサービスの一つ、iTunes。
音楽や映画を購入できるサービスです。
このiTunes、それだけではありません。
iTunesを PCにダウンロードして、使っているiOSデバイスを登録しておけば、PCにiPhoneのデータをバックアップできるのです。
PCの余っている容量をiPhoneのデータ保存に使っちゃえ~ということです。
iPhone、iPadなどのiOSデバイスを利用しててPCをお持ちの方は是非、iTunesはPCに取り込んでおいてください。(PCはMacでなくてもOK)
万が一iPhoneに不具合が起きても、iTunesからできる操作があるのです。
(デバイスがターミネーターに粉々にされたら無理ですが。)
iOSソフトウエアのアップデート、iPhoneのバックアップ、初期化など、PCからでも操作できます。
ただその場合に、絶対にしておかなければならないことがあります。
iTunesを最新のソフトウエアにバージョンアップしておかなければなりません。
なぜなら、
このバージョンアップ、時間がかかります。
私もそうでしたが、iTunesのアップデートをめんどくさいからと無視し続ける方、結構多いです。
いざiPhoneに何かあった時にPCから操作しようとしても、 iTunesのバージョンが古いままだと操作できません。
まず iTunesのバージョンを最新にする作業からしなければなりません。
クッソ急いでいる時にまずこのバージョンアップからとか、マジイライラします。
で、不測の事態というのは大抵、クッソ時間がない時に起こるものです。
不測の事態が起きた時にスムーズに対応するためにも、

iTunes、iPhoneなどは常に最新のバージョンにしておいて下さい。
【 PCをお持ちでない方 】
iCloudにバックアップするしか方法がありません。
ホントは、iCloud以外にもバックアップできるApple社が推奨していない方法はあります。
ただ、Appleが推奨していない方法を使ってバックアップをして不具合が起きてAppleに泣きついても、
Appleは一切責任をとってくれません。
だからググった方法や他社サービスなどを使う時は気を付けないといけません。
さて、iCloudに話をもどします。
課金すればiCloudの容量を増やせます。
- 50GB…130円 / 月
- 200GB…400円 / 月
- 2TB…1300円 / 月
もし家族の誰か、例えばお父さんもiPhoneを使ってて、お父さんが2TBの iCloudプランを使ってるんだ~、という方。
あなたラッキーです。
どんなにお父さんが臭くて近寄りたくなくても、
そのお父さんの2TB、家族なら共有できます。
なかなか一人で2TB使えるものではありません。容量は余っているはずです。
その余っている容量、貰っちゃいましょう。
そして共有させてもらったら、少しだけお父さんに優しくしてあげてくださいw
実は家族で共有できるものは、iCloudの容量だけではありません。
iTunesからダウンロードした映画、音楽、ゲーム、本など。
それ全部、家族で共有できます。
iCloudの家族共有の仕方など、詳しくはAppleのホームページをご覧ください。

PC持ってないし、
データのバックアップだけのためにPC買わないし、
課金してまでクラウドの容量を増やしたくないし。
ですよね~。
大丈夫です。方法はあります。

古い機種と新しい機種を同期させれば良いのです。
クイックスタート
iOSバージョン12.4以上であれば、古い機種と新機種を近づけるだけで、すべてのデータを移行できます。
ただApple製でないアプリ、ゲームアプリとかLINEは古い機種の方でそれぞれデータの機種変更の前に行う保存を必ずしておいてください。もしデータ移行がうまくいかなくても、Appleは責任を取ってくれません。各アプリで引継ぎ設定をしておけば、新機種の方でまたダウンロードすれば復元されます。
このクイックスタートの時もiCloudを経由してデータを同期しますが、この同期に関してはiCloudの容量は関係ありません。
120GBのデータの容量を同期するのに、120GBの容量のiCloudを用意しなくても良いのです。120GB以上の容量の新しい機種は必要です。
だから携帯ショップで新しい機種を買った時に、そのまま古い機種をお店に返却しないでください。
大抵の携帯ショップは、古い機種は1週間以内に返却してくれればいいですよ~って言ってくれます。
ていうか、携帯ショップにいるならそこでクイックスタートをして、終わった後に古い方を返却しましょう。
基本Apple製品はすべてWi-Fi環境が必要です。
そしてしつこいようですが、くれぐれもiOSのバージョンは最新にしてください。

1. 操作はWi-Fi接続下で。
2. iOSは最新バージョンにしておく。
最後に、とっても大事なことをお知らせします。
バックアップをする時は必ず、アップル純正のケーブルを使用すること。
純正品以外を使うとバックアップは失敗するどころか、データがすべて消える可能性が大です。
そして、

純正ケーブル以外を使用してデータが消えた場合、
アップルは一切責任を取ってくれません。
安いケーブルは充電用だと覚えておいてください。
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